step2

今日の治療で使ったGiomerを知る

STEP2-1

まずは、歯の一生を知ろう

むし歯を予防できれば一番よいのですが、残念ながらできてしまったむし歯に対しては、必要以上に歯を削らずに治療をすることがとても重要です。右の図は、金属を用いて治療をした一般的な例をあげ、むし歯が進行して抜歯ばっしに至るまでを示した歯の一生です。
この歯の一生において、できるだけ抜歯ばっしへ向かうスピードを遅くするためには、また、それ以上悪くならないようにするためには、治療後に定期的なメインテナンスを歯科医院で受けることが必要です。

なお、最近では、「必要以上に歯を削らない治療」をということで、むし歯の治療ではコンポジットレジン(歯と同じ色の樹脂)をつめるのが一般的です。このコンポジットレジンを中心にして活躍するのが、Giomer(ジャイオマー)です。Giomerは、さまざまな治療で用いられ、むし歯のできにくい環境をつくる歯科材料です。
※株式会社松風が特許を取得しているS-PRGフィラーを含む歯科材料の総称。

STEP2-1 まずは、歯の一生を知ろうの図

▲ むし歯が進行し、抜歯に至るまでの歯の一生。抜歯を少しでも遅らせるためにも、定期的なメンテナンスを受けましょう。

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STEP2-2

秘密はS-PRGフィラー

Giomerがむし歯のできにくい環境をつくることができるのは、S-PRGフィラーを含んでいるからです。フッ化物を含む6種類のむし歯のできにくい環境をつくるイオンをお口の中にリリース(徐放じょほうしたり、リチャージ(取り込む)するフィラー(粒)です。
フッ化物イオンの濃度が低いときには、フィラーの中からイオンをリリースし、フッ化物イオンの濃度が高いときには、フィラーの中にイオンをリチャージして、半永久的にあなたのお口の中で活躍し続けます。

それではSTEP2-3で、S-PRGフィラーの特長を見ていきましょう。

STEP2-2 秘密はS-PRGフィラーの図
STEP2-2 秘密はS-PRGフィラーの図

▲ リリースとリチャージを繰り返して半永久的にお口の中で活躍し続けます。
(イメージ図:歯の表面にGiomerをぬった場合)

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STEP2-3

S-PRGフィラーの特長

酸中和能(歯を溶かす酸の攻撃を防御します)

飲食をして、糖分がお口の中に入ってくると、ミュータンス菌が活発になり、「酸性の物質」をどんどんつくります。
その酸が歯を溶かして脱灰だっかいがはじまるわけですが・・・ここで、S-PRGフィラーが働きます。周りの環境が酸性になると、脱灰しないように中性になるようにイオンをリリースして中和します。

STEP2-2 秘密はS-PRGフィラーの図

▲ 酸に負けない環境をつくるのがS-RPGフィラーの役目です。

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歯質強化(歯を強くします)

再石灰化を助けるのは、主としてフッ化物イオンです。
フッ化物イオンがあると、歯が修復されるスピードが速くなり、修復される量が多くなります。
また、修復された歯の結晶(フルオロアパタイト)は、もとの歯の結晶(ハイドロキシアパタイト)より安定した硬い結晶になります。

なお、S-PRGフィラーは、フッ化物イオンが「少ない」ときには、再石灰化を促進するようにフッ化物イオンをリリースして、「多い」ときには、リチャージして蓄えておくことができます。
こうして、持続的に「脱灰 < 再石灰化」のバランスを保つように働き続けるのです。

STEP2-2 秘密はS-PRGフィラーの図

▲ Giomerはフッ化物イオンをリリースすることができ、よりよい再石灰化のお手伝いをしています。

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抗プラーク付着性(ばい菌を寄せ付けにくくします)

右のイメージ図は、S-PRGフィラーを含んでいないコンポジットレジンの表面(A)と、S-PRGフィラーを含んでいるものの(B)表面です。
Bは、だ液と接触することによって、層ができます。この層が、コンポジットレジン表面への細菌の付着および増殖を抑制し、成熟したプラーク(歯垢)を形成しにくくするという報告がされています。また、この層は歯みがき等により取れてしまうものの、再度だ液との接触によって再形成されて、持続的にプラークの成熟化を抑制するといわれています。
※プラーク・・・歯の表面に固着した細菌およびその産物のかたまり。 細菌がつくりだす「酸」や「毒素」は、むし歯や歯周病の主な原因です。

STEP2-2 秘密はS-PRGフィラーの図

▲ Giomerが入っているのといないのとではこんなにも差があります。

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