step1

むし歯ができる仕組みを知る

STEP1-1

むし歯になる原因!ミュータンス菌って?

お口の中にはミュータンス菌がいます。
このミュータンス菌が、食べかすなどに含まれる糖分を分解して酸性の物質をつくります。酸性の物質は歯を溶かしていき・・・これがむし歯の始まりです(=脱灰だっかい。歯の表面はとても硬いエナメル質でできていますが、内部にあるやわらかい象牙質ぞうげしつまで進むと、どんどんと歯が溶けて、むし歯が大きくなっていきます。
丁寧に歯みがきやフロッシングをしても、食べかすや汚れは完全には取り除けません。
また、バイオフィルムというミュータンス菌をはじめとする細菌のかたまりは、歯医者さんによるプロフェッショナルケアでなければ取り除けません。
お口の中は、常にミュータンス菌が酸性の物質をつくりやすい環境にある。つまり、酸性になりやすい=むし歯ができやすいのです!

STEP1-1 酸で歯を溶かすミュータンス菌の図

▲ ミュータンス菌は酸を出して歯を溶かしていきます。このまま放っておくと、むし歯につながります。

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STEP1-2

歯は自分で自分を治している?!

では、すぐにむし歯ができないのは、なぜでしょうか?
実は歯の表面は、ミュータンス菌が出す酸性の物質により表面が溶かされる脱灰だっかいとだ液が仲介するミネラル分による表面の修復=再石灰化さいせっかいかを繰り返しています。
かんたんに言うと、歯は酸の攻撃で弱くなったところを、だ液の力を借りて、自分で自分を治しているのです。
ところが、お口のケアが不十分であったり、食事の回数が多かったり、糖質の多い食べ物をよく摂取したり、だ液があまり出なかったり・・・と、脱灰が再石灰化を上回る状態が続くと、修復が間に合わなくなってしまい、むし歯になるのです。

この再石灰化を助けるのがフッ化物イオンです。フッ化物イオンは、むし歯予防に効果的な役割を果たします。これについては、STEP2で詳しくお話します。

STEP1-2 歯は脱灰と再石灰化を繰り返して事故治癒をしている

▲ 歯はいつも脱灰と再石灰化を繰り返しています。むし歯にならないためには、再石灰化が脱灰を上回る状態をつくることが大切です。

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STEP1-3

乳歯はどうせ生え変わるからいい?!

乳歯がむし歯になっても「乳歯が抜けて大人の歯(永久歯えいきゅうし)が生えてくるから、痛くなければ放っておいて大丈夫」なんていうのは大間違い!!
たとえば、むし歯がひどくなると、歯の神経にまで細菌の汚染が進んで痛みが止まらなくなります。こうなると、痛みを伝えている歯の神経を取り除く治療(=抜髄ばつずいが必要です。
すると、抜髄ばつずいをした乳歯の後に生えようと準備していた永久歯は、「異常」を察知して、乳歯の下に奥深くに埋まったまま生えてこなかったり、本来生えるべき部分ではないところに生えてしまうことがあります。

永久歯がいつまで経っても生えてこない、歯並びが悪くて噛めない、歯がヘンなところに生えてきた・・・など、成長発達期に深刻な事態を招くことがあるので、乳歯のむし歯を放置するのは厳禁です!!

STEP1-3 乳歯を放置していると、後から生えてくる永久歯に影響がでます。

▲ 虫歯になった乳歯を放置していると、永久歯が全く別の所から生えてしまうことも。乳歯のむし歯を放置するのはやめよう!

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