FDIがバイオアクティブ修復材料に関する方針を声明。 当社はこの声明を支持し、独自バイオアクティブテクノロジー:S-PRGフィラーを応用した製品開発(Giomer)を推進します。

近年、歯科材料メーカーが繰り広げる技術競争と技術革新により、歯科材料が大きな発展・進歩を遂げてきました。そして現在、世界市場において多くの歯科材料が開発・販売されているものの、いずれも臨床使用において大きな違いが認められず、今や歯科材料の特徴も簡素化や省力化の方向に重点が置かれる等、歯科材料が成熟化してきている状況と認識しています。

その一方で、数年前から学術的な領域では新たな歯科材料の特徴として”バイオアクティブ”というキーワードが注目され、そのキーワードを訴求した歯科材料が世界市場で数多く紹介されるようになってきました ▶参考1。 これは歯科医療の現状の問題点、例えば口腔内に適用された歯科材料周囲における二次的疾患の発症や材料‐歯質界面に起因した生存率の低下等を抑制するための歯科材料視点からの取り組みと言えます。しかし、そのキーワードに関する定義が明確ではなく、このワードのみが一人歩きした状況に疑義を呈するため、2022年、世界歯科連盟(FDI)がBioactive Restorative Materials(バイオアクティブ修復材料)に関する声明を発表しました ▶参考2。 この声明にはバイオアクティブ効果が発現するメカニズムやその効果が科学的に証明されたエビデンスに基づくこと等が述べられています。

松風は世界に先駆け2000年のIADRワシントンD.C.においてマルチイオンが徐放するバイオアクティブ素材:S-PRGフィラーとそれを応用した歯科材料:Giomerを発表しました ▶参考3。 そしてこの25年間、世界における様々な歯科領域の研究機関がS-PRGフィラー/Giomerのバイオアクティブ効果に注目し、その研究成果であるエビデンス:論文数も増加の一途を辿り、世界でも注目されているバイオアクティブ材料と言えます。

そのため、松風はこの声明を強く支持すると共に、患者様第一の視点から口腔内環境の健全化と歯の延命に寄与するバイオアクティブ歯科材料として修復領域に限定することなく、あらゆる歯科医療の領域に拡大し、世界の歯科医療に貢献するバイオアクティブな製品群:Giomerとして製品開発に邁進していく所存であります。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社 松風
国際部 ジャイオマー推進室
Email: giomer@shofu.co.jp